株式会社松涛アリエス

東京都世田谷区の動物病院 椎間板ヘルニア治療 げんき動物病院

椎間板ヘルニアの治療法
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椎間板ヘルニアの検査・治療法

 

早期治療が回復のポイント!

一度の麻酔で造影検査から手術まで!

  • 椎間板ヘルニアの診断

    椎間板ヘルニアの診断

    椎間板ヘルニアを疑う犬に対して、単純レントゲン検査だけで診断することは
    十分ではありません。
    それは、レントゲンでは椎間板や脊髄神経が写らないからです。
    飛び出した椎間板が脊髄神経を圧迫している状態を確認できなければ、
    治療が十分に行えません。
    そのため当院では、レントゲン検査でその他の病気
    (椎間板脊髄炎・骨折や腫瘍など)でないことを確認した上で、
    脊髄造影検査を行います。

脊髄造影検査

  • レントゲンだけでは不十分!脊髄造影かMRIを!
    脊髄造影検査

    脊髄造影検査とは、腰骨に針を刺して
    造影剤を注入し、レントゲンで
    見えなかった脊髄神経を見えるように
    する検査です。
    それにより、椎間板が飛び出して神経を
    圧迫している場所と状態を
    確認することができます。

    当院では、この造影検査を安全に、
    より確実にするために、「透視装置」を
    使って注入の状態をモニターで見ながら
    行います。

    造影検査の副作用としては、まれに痙攣をおこすことがあります。
    検査の前に詳しい説明をし、ご理解いただいた上で行います。
    造影検査により、90%以上の犬で正確な場所を診断できます。
    しかし、脊髄神経が重度の圧迫により広い範囲で腫れている場合や、軟化をおこしている場合などは、場所の確認と
    神経の状態をチェックするために、MRI検査が必要となります。
    ただ、MRI検査は、都内では大学病院や動物検診センターなどの大型施設にしかないので、予約して検査するまでに
    時間がかかり過ぎることや、何度も麻酔をかける必要があることなどのデメリットがあります。

    椎間板ヘルニアの治療には早期の診断が重要となるため、当院では一度の麻酔で造影検査をし、
    そのまま手術を行えることが最大のポイントです。

  • 椎間板ヘルニアの治療法

  • 内科療法

    内科療法は、軽度な椎間板ヘルニアに対して選択します。
    内科療法には、主に非ステロイド薬やステロイド薬があります。
    1~数週間の投薬と安静が必要です。
    外科療法に比べて、脊髄機能の回復には時間がかかり、完治は難しいでしょう。
     
    重度の麻痺、症状が進行しているときや、安静が難しい場合などには適していません。
    内科療法は、疼痛・炎症や神経の浮腫を抑える効果は期待できますが、脊髄機能を回復させる直接的な
    効果はありません。
    椎間板ヘルニアは、あくまでも物理的な圧迫が原因でおきる病気だからです。
     
    あまり効果がないのに、内科療法を安易に使い続けることにより、症状がどんどん悪化してしまったり、
    一時的に良くなっても再発し、さらにひどい脊髄障害をおこす危険性があります。

  • 外科療法

    当院では、脊髄造影検査により椎間板ヘルニアの場所が確認でき、
    手術の適応と判断した場合、そのまますぐに手術を行います。
    手術方法は「片側椎弓切除術」と「椎間板摘出術」を行います。
     
    片側椎弓切除術とは、背骨の左右どちらか圧迫がある方から、椎骨の間の関節を切除し、
    脊髄神経を露出させる方法です。
    神経が露出することにより圧迫がなくなり、これを「減圧術」または「除圧術」といいます。
    椎間板摘出術は、飛び出た椎間板物質を取り除く手術です。
    ハンセンII型では、摘出できない場合もあります。
     
    椎間板ヘルニアは時間との勝負です。症状が出たらできるだけ早く、的確な診断・手術ができる病院に
    連れて行ってあげて下さい。

 

当院では通常、手術が必要と判断した場合、または紹介病院から依頼された場合、

可能な限り数時間~24時間以内に脊髄造影検査・手術を行っています。

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