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椎間板ヘルニアとは
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椎間板ヘルニアとは

  • 椎間板ヘルニアとは?

    椎間板ヘルニア

    背骨(脊椎)は、「椎骨」という骨がいくつもつながってできています。
    それぞれの椎骨の間には、「椎間板」というものがあります。
    椎間板は、コラーゲンを含む「線維輪」と、その中にあるゼリー状の
    「髄核」から成っており、衝撃を吸収するクッションの役割をしています。

    「椎間板ヘルニア」とは、椎間板が脊髄に向かって飛び出し、
    脊髄を圧迫する状態をいいます。
    椎間板ヘルニアになると、痛みやふらつきなどの症状があり、
    神経の麻痺をおこし、立てなくなってしまうこともあります。

椎間板ヘルニアの種類

  • ハンセン1型椎間板ヘルニア

    ハンセン1型椎間板ヘルニア

    若いダックスが突然…
    軟骨異栄養性犬種と呼ばれる犬種で、成長に伴って(2歳くらいまで)髄核が
    軟骨様に変化します。
    そのため椎間板が衝撃を吸収しにくく脆くなります。
    こうした状態で椎間板に負荷がかかると、髄核が飛び出して脊髄を圧迫します。
    ハンセン1型ヘルニアは突然発症し3~6歳で多く見られます。

    【発生しやすい犬種】
    ● ダックスフンド ● コッカースパニエル ● ウェルシュコーギー
    ● シーズー ● ビーグル ● キャバリア など

  • ハンセン2型椎間板ヘルニア

    ハンセン2型椎間板ヘルニア

    老犬が時々痛がる…
    非軟骨異栄養性犬種と呼ばれる犬種で、加齢による繊維輪が変性し徐々に
    弾力性が失われ、脊髄を圧迫します。
    ハンセン2型椎間板ヘルニアは慢性的に痛み、ふらつきが悪化していき、
    成犬から老犬に多く見られます。

    【発生しやすい犬種】
    ● 柴犬 ● トイプードル ● ミニチュアピンシャー
    ● パピヨン ● マルチーズ ● レトリバー種 など

椎間板ヘルニアの症状

  • 症状の早期発見がポイント!
    椎間板ヘルニアレントゲン写真

    椎間板ヘルニアの症状は、軽いものから重度のものまで様々で、
    気付かずにいると症状がどんどん進行し、
    立てなくなることもあります。

    いかに早く異常を見つけてあげるかが、大切なポイントです。

    症状の重症度によって5段階に分類されます。
    症状の程度により、治療法が変わります。

  • 1 度

    痛みがあります。
    機能障害はありませんが、背中を丸め、さわると痛がり、運動したがらず段差や抱っこを嫌がります。
    歩行はできます。

  • 2 度

    不全麻痺。
    後ろ足の力が弱くなり、立つことはできますが、歩き方がふらふらします。
    足を裏返した状態で立つ場合があります。

  • 3 度

    完全麻痺。
    皮膚の感覚がはありますが、後ろ足は完全に動かせません。
    前足だけで下半身を引きずって進みます。
    自力排尿は可能です。

  • 4 度

    皮膚の感覚がなくなりますが、強い痛みは感じます。
    排尿不能となり、膀胱に尿がたまった状態が続きます。
    体を動かしたり吠えたりすると尿が漏れることがあります。

  • 5 度

    痛みの感覚が消失します。
    つねったり、器具で後ろ足の先を強くはさんでも全く痛みを感じません。

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